下山しても帰れない可能性が!?【南アルプス 聖岳登山11】
聖岳(ひじりだけ)の下山時に飛び込んできた”通行止め”の情報・・・
一体我々は帰れるのか?
いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。
アウトドアライフクリエイターのy-heyです。
2015年のシルバーウィークに登った南アルプス聖岳(ひじりだけ)登山
の山幸記(さんこうき)、前回はシリーズ10回目にしてようやく登頂しましたので
山頂から見えた絶景達をお伝えしました。
(参考記事:南アルプス聖岳(3,013m)登頂!【南アルプス 聖岳登山10】)
今回からは下山編をお届けします。
聖岳〜小聖岳〜薊畑(あざみばた)
山頂の景色を堪能した後は下山を開始します。
まずはザックをデポしてきた(置いてきた)薊畑(あざみばた)まで下ります。
最後に登ってきた箇所を結構いいペースで下ります。
後から登ってくる方は結構ヘロヘロになっている方も見受けられます。
もう少しですよー!頑張って下さーい。
ガシガシ下った後、小聖岳に到着です。
これくらいからちょっと周りにガスが出てきました。
そしてロープの箇所も越えて、
無事に薊畑(あざみばた)に到着!
ザックの中にあるコッヘルとバーナーを出して
8時45分にも関わらず、超早いお昼ご飯にします。
通行止め情報!?
お昼ご飯はカップラーメン。秋の冷えた山の上では
カップラーメンは超美味しく感じます。
ズズーッと麺をすすって食べていると
「便ケ島(たよりがしま)から先が通行止めになっている」
との情報を他の登山者の方からゲットしました。
「えっ?便ケ島っていったら自分達が登ってきた登山口で
そこから今日帰る予定なんですけど・・・」
本当に通行止めで帰れないとなると、翌日から旅行の予定が入っている私はかなり困る事になります。
(本来は登山の次の日に無理して旅行の予定を入れてはいけません)
たちまち我々の山行の先行きにも暗雲が立ち込めてきました。
なんとしても帰るしかない!でも情報の真相を確かめるべく
再びザックを薊畑に置いて、
往復で45分の聖平小屋(ひじりだいらごや)へ向かいます。
聖平小屋での情報と決断
聖平小屋まで高速で下っていって早速小屋の方に情報を聞きました。
最新情報によると、
「便ケ島、易老渡より手前(国道寄り)の発電所付近で土砂崩れが起こって道路が崩壊。
復旧には相当な時間がかかる見込み」
とのことでした。
マジか・・・
今日中に帰れんと次の日から旅行に行けないんですけど・・・
そこで諦めずに色々と質問を小屋の方にしていたら
「今までも同様のケースでは河原に仮設道路を作って車を通したことがある。
今回もそのようになるかもしれない。」
と、天から降りる蜘蛛の糸のコメントが頂けました。
それならもう、登山口の便ケ島まで下れるだけ下って、
あとはそこで仮設道路が開通するのを待とう!
ということにしました。
果たして、我々は無事に仮設道路で帰るのでしょうか?
次回に続きます!
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みなさんとお会いできるのを楽しみにしています(^o^)