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ARC’TERYX(アークテリクス) Alpha FL 45 Backpack は軽量速攻登山の最適解

アークテリクス Alpha FL45 アイゼン・アックス装着時

登山で必ず使う装備の一つがザック。

ザックに求められる機能は、

  • 必要な装備・道具を運搬する
  • 背負心地
  • 軽さ

と、それほど多くはありません。

 

快適性を求めるあまり、色々とポケットがついたりしているザックもありますが、
シンプル、軽い、防水のザックを探しているならARC’TERYX(アークテリクス)Alpha FL 45がその答えとなるかもしれません。

 

岩稜帯の登山、雪山、ロッククライミング用にピッタリのライト&ファストなモデルに仕上がっています。

それではレビューしていきましょう。

 

目次

1.Alpha FL 45の外観

トップリッド(雨蓋)の無いミニマルなデザイン

アークテリクス Alpha FL45 外観

ARC’TERYX(アークテリクス)Alpha FL 45の外観はとてもシンプルで、トップリッド(雨蓋)さえ取り払っています。

 

背面にはサポート力とクッション性に優れた素材

アークテリクス Alpha FL45 外観

背面に使用されているパッドはサポート力とクッション性に優れたHD80を使用し、薄いながらもしっかりとした背負心地を実現。

肩ベルトの素材はN400r-AC²ナイロン6リップストップとバーリー™ダブルウィーブ素材、ハイパーセル™フォームが組み合わされており
快適で驚異的な軽さを持ち、通気性にも優れた肩ベルトになっています。

 

ただしウエストベルトの素材は40mmウェビングのみのシンプルすぎる作りなので少し心許ないかも。

 

外側もシンプル

アークテリクス Alpha FL45 ジッパーポケット

外側はアイゼンやアックスを装着するための黒いバンジーコードがあります。

 

アークテリクス Alpha FL45 ジッパーポケット

止水ファスナーが使われた小物入れもあります。

 

2. Alpha45 FLの重量は670gという驚異的な軽さ

登山をする場合は少しでも荷物を軽くしたいので重量は大切な判断基準となります。

ザック自体の重量にも気を配る必要があります。

 

同じ45Lの他社製ザックと比較してみましょう。

ザック 重量
ARC’TERYX(アークテリクス) Alpha FL 45 Backpack 670g
山と道 THREE L 686g
OSPREY(オスプレー) レヴィティ45 820g
ドイター(deuter) Gravity Expedition 45 870g
GREGORY(グレゴリー) スタウト45 1,290g
[ミレー] リュック サース フェー 40+5(SAAS FEE) 1,570g
karrimor(カリマー) Couger 45-60 2,560g

 

さらにわかりやすくするためにグラフを作成してみました。(グラフをタップすると拡大できます)

45Lザック重量比較グラフ

他のLight & Fast(軽量速攻タイプ)のザックと比較しても一番軽いため、
ARC’TERYX(アークテリクス)Alpha FL 45がいかに軽いか分かりますね!

 

3.防水性

アークテリクス Alpha FL45 外観

山の天候は変わりやすく雨が降ることが多いため、ザックの防水性も重要になってきます。

ARC’TERYX(アークテリクス)Alpha FL 45は本体の素材にN400-AC2 という内側と外側がコーティングされた空気や水を通さない素材で作られています。

そのため、通常のザックで防水するために必要なザックカバー、内側にポリ袋を入れる、ということも不要です。

 

アークテリクス Alpha FL45 中

内側にはシームテープも貼られていて防水性の高さを伺わせます。

 

アークテリクス Alpha FL45 防水パック

アークテリクス Alpha FL45 防水パック

ザック上部はロールトップタイプ(くるくる巻くタイプ)になっていて、雨の侵入を防ぐ仕組みです。

 

アークテリクス Alpha FL45 ストラップ

最後はストラップで閉めて、留め具でとめればOKです。

 

4. Alpha FL45に実際にパッキングしてみた

アークテリクス Alpha FL45 アイゼン・アックス装着時

1泊2日テント泊でのアイスクライミングを想定した装備を詰め込んでみました。(ロープ入ってないけど・・・)

コンパクトな感じに収まりました。

 

アイゼンを外側に付けておくことにより必要な時にすぐに取り出せるのがいいですね。

[voicel icon=”https://y-hey.com/wp-content/uploads/2017/06/2497d06d6a1c69cf9516985d6d17b7ce.jpg” name=”y-hey”]ただし登山口までのアプローチ時は危ないためカバー等で覆っておきましょう。[/voicel]

 

まとめ

今回はシンプル、軽い、防水のザック、ARC’TERYX(アークテリクス)Alpha FL 45がを紹介させて頂きました。

岩稜帯の登山、雪山、ロッククライミング用にピッタリのライト&ファストなモデルに仕上がっています。

 

このザックはこんなシチュエーションで使うあなたにオススメです。

 

  • 岩稜帯の登山
  • 雪山登山
  • ロッククライミング
  • アイスクライミング

 

このザックを使って計量化し、サクサク登山を楽しみましょう!

 

この記事を読んであなたのアウトドアライフがちょっとだけ豊かになれば幸いです。

最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

 

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この記事を書いた人

日本山岳ガイド協会認定登山ガイド ステージ Ⅱ
日本オートキャンプ協会公認オートキャンプ指導者

写真も撮れる登山ガイドとして
関東、富士山、日本アルプス、八ヶ岳の山々をガイドしています。

ブログでは登山、アウトドア等の記事の発信を通して
読者の方に”人生を120%楽しんでもらいたい”と考えています。

2児の父ですがマッターホルン(4,000mまで)、南米最高峰アコンカグア(5,000mまで)、アフリカ最高峰キリマンジャロをフルサイズ一眼レフカメラを抱えて登ったり(普段は自称イクメンです)空手もやってた多趣味な男です。

ブログはゆるいペースですが2005年から書き続けています。(当サイトは2015年から)
2017年11月からテレビ出演多数、2018年5月には10万PV突破、
2022年7月には執筆協力させて頂いた登山ガイド本が発売されました!

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