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2016年2月21日に人生初のフルコンタクト空手の試合ということで
正道会館 三河チャレンジトーナメント空手道選手権大会に出場してきたy-hey(@yhey0210)です。
人生初の空手の試合はどうだったのか?勝ったの?負けたの?フルコン空手の試合ってやっぱり痛いの?
そんなことをこのレポートでお伝えしようと思います。
試合前までの流れ
試合会場まで移動
本大会の受付は9時スタートで、会場は愛知県豊橋市の武道館ですので家からは車でおよそ1時間強かかります。
妻と子供達も応援に来てくれるということで一緒に支度。
しかし子供の支度は毎回時間がかかってしまい、予定出発時刻より20分程遅れました・・・
だが余裕を持って出発時間を設定しておいたため、なんとか時間より早く会場に到着しました。
受付
会場が開場すると(ギャグじゃないです)まずは場所取りです。
試合をするコートはA・B・Cの3つあって、たまたま私は自分が試合をするCコートの前の場所を確保することができました。
開会式
会場で受付を済ませてしばらくすると開会式が始まりました。
正道会館の支部長の方々のお話しでは「最近は何でも機械化していく傾向にあるが機械は痛みを知ることができない。
人間は知ることができる。ですから痛みのわかる人間になって下さい。」という趣旨のことを仰っており、非常に感動しました。
対戦相手
対戦相手は事前に空手の先生から聞いていた通り若さあふれる20歳男子です。私と同じく黄色帯のようです。
体力ありそうですよねー。
おっさんに片足突っ込んでいる37歳の私が闘って勝てるのでしょうか?
セコンド
同じ道場の先輩のTさんがセコンドについてくれることになりました。
Tさんの息子さんも同じ道場に通われていて、その応援で来てくれていたため初試合の私のセコンドとしてついてくれることになりました。
Tさんは何度も試合に出られていて優勝されている方ですのでこれは本当に心強いです。
ウォームアップ
自分の試合の10試合前くらいからウォームアップをすると良いと事前に先輩から聞いていたので
開会式が終わると、サポーター等を装着して着々と準備を重ねました。
私の試合は17試合目だったので、まだまだ時間があると余裕を見ていたら思ったより試合の進みが早く(子供の試合時間は大人より短いことも影響してます)
あっという間に10試合前を過ぎていました。
これはいかん!ということであわててウォームアップをすることに。。。
(先生のブログより)
ウォームアップではシャドーをしてストレッチ、そしてミット打ちと軽い組手をやります。
これもセコンドのTさんが相手を務めてくれました。本当にありがたいです。
そして体も温まったところでいよいよ試合会場へ戻ります!
試合開始直前
実は自分の持っている拳サポーターは今回の試合では使えないため
大会主催者側から借りられると事前に先生から聞いていましたがどこでどのように借りるか全然チェックしてませんでした。
ヤバい!もう試合直前だというのに!
係の人に尋ねたら試合直前の控え椅子のところで借りられるとのこと。
安心しましたが、なんだかちょっとバタバタしてしまいました。
また、試合直前にヘッドガードも渡され、付けるとのことだったので付けましたが、予想外のことが立て続けに起こったため
よりテンパり気味に。。。
(あぁもう試合始まっちゃうよ!!)
とアセアセしている間に名前を呼ばれ、コート内に入場。
そして試合前に正面に礼、主審に礼、お互いに礼と
礼を3回行った後、
「構えてー!」
「はじめぇー!」
の主審の声とともに試合が始まりました!
試合レポート
試合前半(スタート~1分)
どうやら相手はy-heyと同じく試合に初出場の選手みたいです。
試合開始とともにいきなり飛び込んできて突きのラッシュを浴びせてきました。
いきなりで面食らったy-heyは突きをまともにくらってしまいます。
しかしこのままではまずいと思い、こちらも突きのラッシュを仕掛けていきます。
相手の胸に自分の拳がぶつかり自分の胸に相手の拳がぶつかる。
かっこよくいえばジョジョとDIOのオラオラ対決のようにぶつかりあいます。
そして相手の下段回し蹴りを何度かもらったため
こちらも負けずに下段回し蹴りを返していきます。
無我夢中での突きのラッシュ。
こちらも相手の突きを胸にもらっていますが
結構互角?しかし勢いだけは負けずに相手をコートの枠外のほうへ押し出す勢いで闘えていました。
このままいけるか?
試合時間の2分もちこたえることができるのか?
試合後半(1分~2分)
突きのラッシュをお互いやっていてお互いバンバン当たっているため、両者の胸がたちまち赤くなっていってました。
(ちなみに試合では拳サポーターをつけるのですが胸には特にサポーターは無しでした。あとは膝とすねにサポーター、そして頭にヘッドガードをつけました)
異変があったのは試合開始1分を過ぎてからです。
「残り1分!」
セコンドのTさんがかけてくれたのでしょうか?そんな声が聞こえてきました。
試合時間は2分です。
自分はラッシュで思いっきり突きの連打をしていて、アドレナリンがでているますので
時間がすごく長く感じられていて、体力をもうほとんど残っていない状態に
なりかけていましたが気合でなんとか押し込んでいました。
そこで不意に入ってきた
「残り1分!」
の声に心を折られました。(もちろん善意で残り時間を伝えてくれたんですが)
(えっ?まだ1分しか経ってないの?僕もう充電(休息)が必要な状態なんですけど?)
と思った時、自分の体から不思議な程に力が抜けていきました。
それでもそこから10秒、試合時間にして1分10秒まではなんとか持ちこたえていましたが
そこから先は推して知るべし。
まさに今の私はバッテリー残量が20%以下になって低電力モードになったiPhoneと同じく、色んな機能が制限されました。
突きを打つ力、
回し蹴りを蹴る力、
相手の攻撃を受ける力、
もうそんな力は残っていません。
なぜなら低電力モードだからです。
相手もへばっていたようですが、私のへばり方はハンパなかったみたいです。
「突きが突きにならず、90歳のおじいちゃんが手を伸ばすような動作をしていた」
と試合を見ていた妻はそう回想します。
そして低電力モードの自分の体を無理やり起こして動こうとして心臓がバクハツしそうな状態になりながらも
相手の攻撃をガンガンにくらいながら残りの50秒は耐えるしかなかったです。
試合終了!判定の結果は?
試合では1本勝ち以外の場合、判定となります。
より多くの技を相手に正確に当てたか、相手に効かせる技を当てたか
色々な項目を審判の方が判定してくれます。
審判の判定は・・・
試合後半に低電力モードになってしまったy-heyでは無く
相手の若さあふれる20歳の選手に軍配が上がりました。
こうして初のフルコン空手の試合は負けてしまったのです。
~次回へ続く~
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