【コスパ最強】ザック(バックパック、リュック)を完全防水する方法
登山に使うザック(バックパック、リュック)に付属していたり、別売りで買うのがザックカバーです。
登山で雨が降ったらザックにザックカバーを付けますが、ザックカバーをしていればザック(バックパック、リュック)や中身の荷物は濡れないと思ってませんか?
実は僕も初心者の頃はそう思ってました。
でも雨が降り続くとだんだんザックに染みてきてザックの中まで濡れてきます。
さらにザックカバーの内側の底に水が溜まるため、ザックを置いた時にザックの底が濡れてしまいます。
このようなプチ悲劇を防ぐため、ザック(バックパック)の中身を絶対に濡らさないコスパ最強の方法をお伝えします!
ザックカバーや防水バッグでも中身が濡れる?
以前、北アルプス常念岳に登った時の話です。
一の沢ルートから登ったのですが、登っている時はひたすら雨でした。(下りも雨でしたが)
全身びしょ濡れになって常念小屋のテント場に着き、ザック(バックパック、リュック)の中身を取り出してみると、なんと中身はびしょ濡れ!
夜は冷えるため、防寒着として持ってきたダウンジャケットもしっかり濡れていました(泣)。
その夜はテント場では越せないと判断し、山小屋泊に急遽切り替えました。
ザックカバーをしていたはずなのに!なぜ?
また防水のスタッフバッグ(小袋)に入れていたエマージェンシーキットにもしっかりと水が浸みていました。
(本当にエマージェンシー(緊急事態)になったらどうするんだ・・・)
この日以来、僕はザックカバーと防水スタッフバッグの防水性を信頼しなくなりました。
ザック(バックパック)を完全防水する方法
ではどのようにしてザック(バックパック)を完全防水して中身を水の侵入から守るのか?
その解決法をご紹介。
1.大型のポリ袋(ビニール袋)を使う!【コスパ最強】
写真のようなザックの容量より大きなポリ袋を買ってきます。
30Lザックなら45Lのポリ袋
50〜60Lザックなら70Lのポリ袋
70〜80Lザックなら90Lのポリ袋
これを、バックパック(ザック)の中に、
入れます。
これだけで中身が完全防水のザックが出来上がりです!
ポリ袋の厚さは0.03〜0.05mm
実際に使って検証した結果、ポリ袋の厚さは0.03〜0.05mmがオススメです。
なぜならこれより薄いと破れやすいからです。
かといってあまり分厚いものを買うと今度は重さが気になります。
登山に持っていく場合は軽量化というは絶対考えるべきポイントですのでこのくらいも厚さがベストです。
2.パックライナー(防水袋)を使う
ポリ袋だと使っているうちに細かい穴が空いてきて取り替えが必要ですが
パックライナー(防水袋)を使っても同様に完全防水することができます。
しかし欠点はお金がかかること。
そして何年か使うと細かい穴が空いてしまうため、買い替えが必要なことです。
ただし丈夫なパックライナーを買えば5年〜10年は使えます。
僕は沢登り用に買ったパックライナーを普通の登山でも兼用で使っていますが、頑丈な作りのため、まったく破れる気配がありません。
沢登りにはこういうタイプがいいですね。
y-hey
3.完全防水のザックを使う
通常のザックは防水ではないですが、防水タイプのザックもメーカーから出ています。
こういったザックを使うのも手ですが、これもお金がかかります。
防水ザックの例
▶ARC’TERYX(アークテリクス) Alpha FL 45 Backpack は軽量速攻登山の最適解
結論として、ポリ袋の価格はさほど高くなく、0.05mm厚のを買えば数回使ったくらいでは破れないためコスパ最強と言えます!
y-hey
ザックカバーは不要なの?
ザックカバーでの完全防水は不可能と分かった今、ザックカバーはいらないのでしょうか?
答えは必要です。
ザックカバーをしていると、雨の中で休憩してザックを下ろす時、濡れた地面の上に置くことになるので
その地面の汚れをツルツルのザックカバーで受け止めてくれれば、後で掃除がしやすいからです。
直接ザックに土汚れが付くと、ザックの素材によっては汚れが落ちにくい場合があるんですよね。
そのため、ザック本体の汚れを防ぐ意味で僕はザックカバーを持っていきます。
まとめ
今回はポリ袋(ビニール袋)を活用してザック(バックパック)を完全防水する方法をお伝えしました。
ただし、この方法ですとザックの表面は濡れるのでザックカバーとの併用をオススメします。
この記事を読んであなたのアウトドアライフがちょっとだけ豊かになれば幸いです。
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。
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