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あなたには大丈夫?登山で道迷い遭難してしまう心理とは?

 
  2018/07/12
 
道迷いに至る心理
この記事を書いている人 - WRITER -
y-hey(上田洋平)
ブロガー・アウトドアライフクリエイターとして キャンプ、登山、旅行等の記事を通じて ”人生を120%楽しんでもらいたい”と考えている男です。 2児の父ですが単独で南米最高峰アコンカグアや アフリカ最高峰キリマンジャロをフルサイズ一眼レフカメラを抱えて登ったり(普段は自称イクメンです)空手もやってる多趣味な男です。 ブログは2005年から書いています。(当サイトは2015年からです) 2017年11月にテレビ出演し、2018年5月には10万PV突破しました!
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いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。
アウトドアライフクリエイターのy-heyです。

 

新潟県の五頭連山(ごずれんざん)で遭難した親子と思われる遺体が発見されたニュースを見て、
遭難経験者として昨日書いた↓の記事が多くの方に読まれています。

新潟 五頭連山で遭難した親子の結末を見て思うこと。道に迷ったら絶対に○○してはいけない!

 

一人でも多くの方にこの記事を読んでいただき、道迷い遭難を防ぐための正しい知識を身に付けていただきたいです。

 

今回は、道迷い遭難に至るまでにたどる複数の心理状態について解説し、
どうやったら道迷い時の判断ミスを防ぐことができるのか?
について、自分が遭難した時の心理状況も振り返りながら解説していきます。

道迷いから遭難した実体験記事

 

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「あれ?おかしいな?」と思った時の心理的状況

登山をしていて(特に下山時)、登山道が明瞭でなくなってきた、道がやたら険しい、等

「あれ?おかしいな?道を間違えたかな?」

と思っても、以下のような心理状態になり正常な判断ができない場合があります。

 

 

正常性バイアスによる判断ミス

正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。

自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。

出典:Wikipedia

  • 自分は遭難するはずがない。きっと無事に帰れるはずだ。
  • 今通っている道は険しいけど、この先にきっと登山道がある
  • 沢を下れば登山口まで下りれると思う
  • 体力もまだあるから大丈夫だろう

 

これらはただの「思い込み」であったり、こうあって欲しいという「願望」だったりします。

このような思い込みの入った状態で、「そのまま進む」という判断をしてしまった時点で
”遭難”への入口に入ってしまっています。

 

時間的制約による判断ミス

  • このまま下りれないと日没になって今日中に下山できない
  • 最終バスに乗り遅れたら今日は帰れないから急がねば
  • 明日は仕事の予定だから、なんとしても帰らねばならない

 

これらの時間的制約がある場合、余計なあせりを生み、無理やり道なき道を下山する等、判断ミスに繋がります
その結果、危機的な状況に自分達が追い込まれていきます。

 

 

体力的要因による判断ミス

  • 道に迷ったと気づいても、登り返しが大変
  • 体力的にもこれだけ下った道を登り返すのは不可能
  • 体調があまり良くないから登って戻りたくない

 

結局、これも体力が無いゆえに「登り返す」という行動が制限され、
一番楽だと思われる(実際は真逆で遭難まっしぐら)選択をしてしまいます

 

装備的要因による判断ミス

  • ヘッドランプや防寒着を持っていないから、ビバーク(野営)できない
  • 予備の食糧や水が無いから下山しないとマズい
  • 携帯電話のバッテリーが無いから救助要請できない

 

こういった装備が不十分であることによる不安や焦り
とてつもない判断ミスをおかすきっかけとなってしまいます。

 

大ごとにしたくないという気持ちによる判断ミス

  • 家族に「遭難した」と連絡すると、変に心配をかけてしまうから「ちゃんと下山するから」とだけ伝えよう
  • 救助要請すると、新聞に載ったりして大ごとになるから救助要請はしたくない
  • 救助要請すると、多額の費用が発生するため救助要請はしたくない
  • 遭難者という「失敗者」のようなレッテルを貼られる

 

山は自己責任、自力下山が基本です。
最近は安易な救助要請によりヘリをタクシー代わりに使う遭難者?もいるようです・・・

 

また救助要請をすると↑に上げたような大ごとになる可能性があるため
救助要請をするのをためらう場合もあるでしょう。

 

その気持ちもホントにわかります。

 

しかし自力下山できない場合、そこに固執して、
救助要請をするタイミングが遅くなればなるほど、遭難から助かる可能性は減っていきます

 

遭難して助からなかったら・・・

死んでしまっては元も子もありません。生きて下さい。

恥なんて捨てていいから、絶対に生きて下さい。

y-hey

 

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このような心理的要因による判断ミスを防ぐには

このような心理的要因による判断ミスからの道迷い遭難を防ぐには、どうしたらいいのでしょうか?

登山前と登山中にできる対策をまとめておきます。

 

登山前にできる対策

 

日帰りでもビバークできる装備を持っていく

ホントにみなさんにお願いしておきたいのが
日帰り登山でもヘッドライトやビバーク(野営)できる装備を持っていくことを徹底
して下さい、ということです。

 

軽量化を優先したいですって?それは上級者が行きなれた山へ行く場合は通用するかもしれませんが
初心者が十分な装備をせずに山へ入るべきでは無いです。

山へ行きなれた経験者と行くか、ガイドを付けましょう。

 

日帰り登山でも絶対に持っていってほしい登山道具の解説記事

 

十分な体力をつけておく

体力不足から、判断ミス→道迷い→遭難という流れにならないように、
山に登っていない時もしっかりと体を鍛えておく必要があります。

 

詳しくは別記事で解説していますので参考にして下さい。

登山に必要な体力をつける記事はコチラ

 

時間に余裕を持った計画を立てる

これも基本中の基本です。

日本の山は午後に天気が崩れることが多いですし、日没になると山の中は真っ暗になり、歩き回るのは危険です。

目安として午後3時には行動完了(下山、もしくは宿泊地に到着)できるように計画を立てましょう。

 

次は登山中にできる対策をお伝えします!

y-hey

 

登山中にできる対策

登山中、「あれ?おかしいな?」と思った時点で、すみやかに以下の手順で落ち着いて行動して下さい。

  1. 立ち止まり、深呼吸をして、一旦ザックを下ろして休み、冷静になる。
  2. 地図とコンパス、周囲の地形や特徴物から現在地を把握する。
  3. 現在地を特定できない場合、自分は「道迷い」であることを自覚する。
  4. ビバーク(野営)できる装備、水、食糧があることを確認し、何日耐えられそうか計算する。
  5. 歩いて来た道を、明確な登山道に出るまで登り返す。

 

もうこれしか無いです。登山の鉄則です。

 

決して「なんとかなるだろう」と思って下ってはいけません。

下った先にあるのは、沢、そして崖や滝です。

クライミングの用具を持っていなければ下れるものではありません。

 

そこまで進めば登り返すこともできず、滑落の危険もあり
「遭難死」の危険が大変高まります。

絶対に下るのはやめて下さい。

 

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まとめ

道迷い遭難は複数の判断ミスによって起こります。

 

道迷いと自覚する前の段階、「あれ?おかしいな?」と思ったらこの記事のことを思い出し、
適切な行動を取り、無事に下山して下さい

 

この記事があなたの安全登山のお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂き本当にありがとうございました。

 

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詳しくはE-bookの最後で。

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