写真も撮れる登山ガイド 上田洋平のブログ 関東を起点として日帰りトレッキングから雪山まで、少人数のツアーを開催しています

活火山は日本にいくつ?噴火している火山、登山で警戒が必要な火山をまとめてみた

 
日本の活火山 焼岳

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この記事を書いている人 - WRITER -
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド ステージ Ⅱ 日本オートキャンプ協会公認オートキャンプ指導者 写真も撮れる登山ガイドとして 関東、富士山、日本アルプス、八ヶ岳の山々をガイドしています。 ブログでは登山、アウトドア等の記事の発信を通して 読者の方に”人生を120%楽しんでもらいたい”と考えています。 2児の父ですがマッターホルン(4,000mまで)、南米最高峰アコンカグア(5,000mまで)、アフリカ最高峰キリマンジャロをフルサイズ一眼レフカメラを抱えて登ったり(普段は自称イクメンです)空手もやってた多趣味な男です。 ブログはゆるいペースですが2005年から書き続けています。(当サイトは2015年から) 2017年11月からテレビ出演多数、2018年5月には10万PV突破、 2022年7月には執筆協力させて頂いた登山ガイド本が発売されました!
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こんにちは!写真も撮れる登山ガイドのy-heyです。

 

2021年10月20日に阿蘇山が噴火しました。

幸い人的被害は出ていないようですが、これにより浅間山は噴火警戒レベル3となり入山規制が敷かれました。

出典:NHKニュース

 

また、2019年8月7日に浅間山が噴火したり、

出典:日本経済新聞ニュース

 

2014年には御嶽山が噴火し登山者の方が命を落とした戦後最大の火山災害も記憶に新しいと思います。

出典:Wikipedia 2014年の御嶽山噴火

 

そもそも日本に火山はいくつあって、登山や観光で訪れる際、どの山を特に警戒しないといけないのでしょうか?

良い機会なのでまとめてみました。

 

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日本にある活火山は111山

日本の活火山 分布図

出典:気象庁 活火山とは

 

そもそも活火山とは何でしょうか?

 

40代のy-heyが子供の頃には、火山は「活火山」「休火山」「死火山」と分類される、と学校で教わりましたが
今は異なった考え方になっています。

 

火山の活動の寿命は長く、数百年程度の休止期間は火山にとっては、つかの間の眠りでしかないということから、
噴火記録のある火山や今後噴火する可能性がある火山を全て「活火山」と分類する考え方が1950年代から広まり
2003年に火山噴火予知連絡会が

「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山

と定義し直しました。

そして2019年の時点では日本国内の活火山の数は111山となっています。(上図参照)

 

こうして見てみると気軽に観光で行ける山やハイキングでサクッと登れる山も含まれていますね・・・

でもこれ本当に全部警戒しないといけないのでしょうか?

y-hey

 

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「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」は50山

実は特に噴火に対して警戒すべき山として、火山噴火予知連絡会が

「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」を選定しました。

その火山の数は50山。一気に半分以下になりましたね。

出典:気象庁サイト 「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」

 

これならしっかり警戒できそうです!

y-hey

 

従来は活動度が高い順にA,B,Cでランキングが付けられていましたが、
気象庁が2009年から活火山をランク付けする代わりに数字の1〜4で常時観測対象の火山を選定しています。

 

この数字の活火山のランキングごとに地図として分かりやすくまとめられているサイトが無かったため、
Google my mapを使ってy-heyがまとめてみました。

 

活火山のランキングに応じて、マップ上のアイコンの色を以下の文字色のように変化させています。
数字が小さい程、危険度が高いです。

 

0. 噴火して入山規制の火山(2021年10月現在)
1. 近年、噴火活動を繰り返している火山
2. 過去100年程度以内に火山活動の高まりが認められている火山
3. 現在異常はみられないが過去の噴火履歴等からみて噴火の可能性が考えられる火山
4. 予測困難な突発的な小噴火の発生時に火口付近で被害が生じる可能性が考えられる火山

※気象庁が定めているのは1〜4で、0は便宜上y-heyが追加しています。

 

常時観測対象火山を一覧で表示するには

  • 地図画面左上の「メニュー」アイコンをクリック
  • 地図画面右上の「拡大地図を表示」アイコンをクリック

して下さい。

 

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噴火警戒レベルの一覧

噴火警戒レベル 一覧

出典:気象庁 噴火警戒レベルの説明

 

噴火警戒レベルには数字の1〜5まで5段階あって、登山が可能なのは警戒レベルが1もしくは2の時です。

警戒レベル3になると入山規制になるので、登山することができなくなります。

 

ただし、噴火警戒レベルが1だからといって安心できるわけでは無いところが、噴火予測の難しいところです。

御嶽山が2014年に噴火した時は噴火警戒レベル1で、
阿蘇山が2021年に噴火した時は噴火警戒レベル2でしたからね・・・

 

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火山を登山する場合は事前に入山規制かどうか等、火山活動状況を必ずチェック

上の図で示した「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」

を登る場合は、事前に火山活動状況を気象庁のHP等で必ずチェックし、入山規制になっていないか等を確認するようにしましょう。

 

特に気象庁のHPでは各火山を選ぶと、防災マップ等もダウンロードできるようになっているので便利です。

 

富士山もランキングが低いとはいえ活火山ですので、登山前には要確認です。

y-hey

 

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まとめ

今回は日本国内にある活火山111山のうち、
「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」である50山を紹介しました。

これらの山に登山や観光で行かれる場合はくれぐれも事前に火山活動状況をチェックし、
必要に応じて登山計画を見直したり、ヘルメットを持参するなどして災害に備えて下さい。

 

この記事を読んであなたのアウトドアライフが豊かになれば幸いです。

最後までお読み頂き本当にありがとうございました。

 

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