カラーマネージメントディスプレイ BenQ PV270を一ヶ月使ってみた結果
こんにちは!写真も撮れる登山ガイドのy-heyです。
2018年9月に山岳写真で有名なネイチャーフォトグラファー、山写さんの
「4Kカラーマネジメントモニタを使用した山岳写真のLightroomRAW現像講習会」に参加させて頂きました。
▶山岳写真の現像講座を受けてわかったプロが実践しているレタッチ技術
講習会の時、セミナーを共催されていたカラーマネージメントモニタメーカーのBenQ様からお声掛けを頂き
BenQ カラーマネジメントモニター PV270をモニター(ギャグじゃないよ)として貸し出してくれることになりました!
しかし、勢いで借りてはみたものの、
2018年10月はWebメディア専門家である落合さんのセミナーへ参加したり、
上高地へ登山ガイド講習会へ行ったり、ブログマーケティングスクールのオフ会でカメラマンをしたり、
登山ガイドを目指すため筆記試験勉強をしたり、はたまたいきなり台湾出張になったりと、
家を空けてばかりで妻にもキレられるほど行動していたため、中々記事が書けずでした・・・(全力の言い訳)
そして月日は流れ、こんな最新の良い機種を1ヶ月以上もお貸し頂いているため、
重い腰を上げて渾身の記事を書くことにしました!
一眼レフやミラーレスユーザーで写真を綺麗に仕上げたい方は必見です!
PV270のスペック
さてまずはPV270のスペックから紹介しますね。
- パネル/バックライト IPS / LED
- 画面サイズ 27インチ
- 解像度 2560 x 1440 (WQHD)
- 表示色 約10億7000万色
- Adobe RGB 99% カバー, DCI-P3 96%カバー
- 画面安定までたったの5分
- ハードウェアキャリブレーション対応
- モニターフード標準装備
それぞれどんなに特徴なのかを説明していきます!
y-hey
パネル/バックライト IPS / LED
液晶パネルには、主に3つの種類があります。
- TN(Twisted Nematic)方式
- VA(Vertical Alignment)方式
- IPS(In-Plane-Switching)方式
最も高性能なのは、IPSで、次にVA、TNと続きます。
IPS方式は、視野角によって見える色や輝度に変化が少ないです。
普通の液晶はTN方式のため、斜めから画面を見ると暗くなったりしますが、
IPSは斜めや上下から見ても、そのようなことはありません。
このため、画像を編集するためのモニターとしてはIPS方式を採用されている
カラーマネージメントモニターがオススメです。
27インチの大画面
画面の大きさは27インチの大画面です。
うちの机(100cm × 60 cm)になんとか収まりました。
これだけ大きいと画像の細部まで確認して、しっかりと編集することが可能になりますね。
ものすごく作業性が向上します。
y-hey
解像度 2560 x 1440 (WQHD)
ディスプレイの解像度には主に以下の種類があります。
- 4K(QFHD) 3840×2160
- WQHD 2560×1440
- FullHD(FHD) 1920×1080
- WXGA++(HD+) 1600×900
- HD 1280×720
基本的に、解像度が高い(数字が大きい)ほど、より細かな描写が可能になります。
BenQ PV270ではWQHDのため、画像編集には必要十分な条件を満たしていると思います。
表示色 約10億7000万色
10億色ってどうやって数えたんでしょうかね・・・
y-hey
通常のパソコン用モニターは8bitで色の濃淡を表示します。
濃淡の階調は256段階(デジタルの0,1の2種類の8乗)。
この256階調がR(赤)、G(緑)、B(青)の各色であるので、
256 X 256 X 256 = 約1677万色になります。
BenQ PV270のようなハイスペックのモニターでは10bitで色の濃淡を表示することが可能です。
濃淡の階調は1024段階(デジタルの0,1の2種類の10乗)。
この1024階調がR(赤)、G(緑)、B(青)の各色であるので、
1024 X 1024 X 1024 = 約10億7300万色になり↓の図のように、きめ細やかな色表現が可能になります。
出典:http://www.elsa-jp.co.jp/html/quadro/contents14_1.html
Adobe RGB 99% カバー, DCI-P3 96%カバー
↑のほうで説明したAdobeRGBの領域を99%カバーしており、
映像の規格であるDCI-P3の領域も96%カバーしています。
画面安定までたったの5分
一般的にカラーマネージメントモニターの色が安定するには約30分かかると言われています。
そのため、色が安定する前に画像編集を行うと、
後から「あれ?さっきの色調と違うぞ!?」というプチ悲劇が起こりがちです。
BenQ PV270は画面安定までたったの5分という実用的な時間まで短縮されています。
ハードウェアキャリブレーション対応
ハードウェアキャリブレーションは↓の写真のようにキャリブレーションセンサーを使い、実際にディスプレイに当てて行います。
出典:BenQ様サイト
ハードウェアキャリブレーションを行うセンサーは↓がコスパが高くオススメです。
モニターフードが標準装備
正確な色調整をするにはモニター周辺の眩しすぎる光は妨げになります。
そこで必要なのがモニターフード。
某メーカーさんのモニターフードは別売りで2万円以上しますが、BenQ PV270は標準装備。
これは嬉しいですね!
y-hey
実際にBenQ PV270を1ヶ月使用してみて感じたこと
↑で紹介した点が非常に優れているため、安心・安定してクオリティの高い写真レタッチ環境を得ることができました。
PV270を使って現像した写真達が載った記事
▶槍ヶ岳 登山記 東鎌尾根ルート【前編】 音と光の大共演!?
▶槍ヶ岳 登山記 東鎌尾根ルート【後編】 槍穂の御来光とぷっちょの反乱
▶ブログマーケティングスクール オフ会 in 大阪 2018でカメラマンしました!
前のモニターに戻りたくないなぁ・・・
y-hey
まとめ
今回はBenQ カラーマネジメントモニター PV270をモニターとして1ヶ月使用してみた結果をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
カラーマネージメントディスプレイでこの性能だと20万円以上するところ、なんと約10万円で購入できてしまうので非常にコスパが高いと言えます。
本格的に写真や動画を編集したいコスパ重視な人にオススメなモニターです。
追記:結局PV270を手放すのはあまりにも惜しいため、そのまま購入することにしました!
更に追記:さらに4KカラーマネジメントディスプレイのSW271も購入することに!
この記事を読んであなたの画像編集ライフが豊かになれば幸いです。
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。
【本記事はベンキュージャパン株式会社とのタイアップ記事です】
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みなさんとお会いできるのを楽しみにしています(^o^)