白峰三山縦走 テント泊 2泊3日 2日目 間ノ岳から絶景の富士が!
いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。
アウトドアライフクリエイターのy-heyです。
2017年9月9日(土)〜11日(月)に南アルプスの白峰三山(しらねさんざん)
(農鳥岳(のうとりだけ)・間ノ岳(あいのだけ)・北岳(きただけ))をテント泊で
縦走(じゅうそう、山の頂上から下山せずに次の山へ移動すること)してきました。
登山記1日目はコチラ:白峰三山縦走 テント泊 2泊3日 1日目 大門沢小屋でカレーパーティー
今回は行動時間が13時間30分かかった、ハイライトとなる登山2日目を振り返ってみましょう!
白峰三山縦走ルート 2日目 2017年9月10日(日)
~ 12:15 西農鳥岳 ~ 13:00 農鳥小屋 ~ 15:30 間ノ岳 16:45 中白根山 ~ 17:30 北岳山荘(小屋泊)
ルートは一般的に白峰三山を縦走する北岳→間ノ岳→農鳥岳では無く
農鳥岳→間ノ岳→北岳の逆ルートで登りました。
→白峰三山縦走 農鳥岳→間ノ岳→北岳 逆ルートで行くメリットとは?
白峰三山縦走のメンバー
y-hey(わいへい)
このブログ「登っちゃえば?」を書いている人。山登り歴は12年。
キリマンジャロ(5,895m)登頂、アコンカグア5000mまで到達した経験から高山病に対する知識は豊富。
詳しいプロフィールを一応見てみる
Uさん
y-heyの影響で2016年から登山を始めた人。鈴鹿の山へソロ登山をするくらい山登りにハマり中。
コアラ
自称、ミートテック(ヒートテックの肉バージョン)を持つ、異様に耐寒性能が高いコアラ。
その性能は厳冬期の北アルプスでもダウンを必要としなかったことにより実証済。
マラソンランナーだったのにタバコを吸うようになり駄コアラへと変貌を遂げる。
こんな楽しい3人のメンバーで今回の白峰三山縦走に行きました!
白峰三山縦走 登山記 2日目
大門沢小屋
AM2:30に起床し、朝食に潰れたナイススティックやおにぎりを食べ、テント撤収の準備をする。
本日はコースタイム11時間のコースを行く、今回の登山のハイライトな日ですので
AM4:00 に大門沢小屋を出発です!
大門沢小屋 〜 大門沢下降点
30分程進んだ場所や、1時間程進んだ場所に壊れた橋がかかっています。
ここは橋を無視して普通に石の上を渡ればOKです(橋の意味ないやん)
ひたすら急登が続き、高度も上げていくので酸素が薄くなってキツいですが
出発して約1時間20分後、途中で振り返ると朝焼けの富士山がお出迎えしてくれました!
その後もロープや、
やや壊れかけたハシゴや、
またまたロープの箇所を登れば、いよいよ・・・
大門沢下降点
大門沢下降点に到着です!ここまでの急登に苦しめられ、コースタイム4時間の所を
5時間近くかけて登りました。荷物(22kg)が重すぎたようです・・・
急登を登ってお疲れということで、ここでしばらく休憩していると
雲に覆われていた富士山がヒョッコリ顔を出してくれました!
農鳥岳(3,026 m)
大門沢下降点からは気持ちの良い稜線歩きをしながら農鳥岳へ向かいます。
途中のペンキの文字がなんともおどろおどろしい・・・ お化け屋敷か!?
農鳥岳の山頂へは登っても登ってもニセピーク(山頂とは違う箇所)が出てきて
いったい本物のピーク(山頂)はどれだ?というカンジでした。
農鳥岳手前の岩場を登れば・・・
農鳥岳山頂に到着です!大門沢下降点から約1時間でした。
ここで、これから登る間ノ岳・北岳を眺めながら昼食です。
西農鳥岳(3,051 m)
昼食後は再び行動開始です!まずはお隣の西農鳥岳を目指してすすみます。
この稜線は結構足場の悪い岩場も出てきます。
稜線の突風に吹かれてバランスを失わないようにして下さい。
また、各所に正規ルートを示すペイントがありますので
積雪シーズンでなければ道に迷う心配もないかと思います。
なーて言っている間に西農鳥岳に到着!
謎の腹痛発生
西農鳥岳から農鳥小屋へ向けて歩きだしてしばらく経った時、y-heyの体に異変が!
突如、謎の腹痛が止まらなくなってしまったのです!
y-hey
えっ?腹痛?キジ撃ち(いわゆる野◯ソ)が必要か?
なんて考えていると、実は痛いのはお腹の真ん中ではなく、
脇腹から背中側にかけてでした。
過去にも2度ほど経験しているのですが、これは「結石」の痛みのようです。
メチャメチャ痛くてとても歩けません。
冷や汗が出てきました・・・
この稜線上で動けなくなったら相当ヤバイぞ・・・
y-hey
なんていうことを考えていると、Uさんから
痛み止めのロキソニン持ってるよ
Uさん
という優しい言葉が!
(そう言えばy-heyもバファリンなら持っていましたが
ザックの底に沈んでいるのでUさんにロキソニンをもらいました。)
これで痛みが止まって歩けるぞぞ!
y-hey
と思ったけど、
しばらくしたらまた謎の痛みが再発してきた!
y-hey
というわけで、もう一錠ロキソニンをもらい、なんとか痛みがおさまりました。。。ふぅ。
農鳥小屋
西農鳥岳を過ぎると登山者の安全を気遣ってくれる親父さんで有名な農鳥小屋へ向かいます。
ネットでの噂によると(「農鳥小屋 おやじ」で検索)、農鳥小屋の親父さんは
ドラム缶の上から双眼鏡で登山者を監視 様子を見ているようです。
そのため、農鳥小屋までの下り道はしっかりとした足取りで下らないといけません。
なんて言ってたら「ズルッ」と滑った!
これは親父さんに注意を受けるかもしれない・・・ ヤベー! と思いつつ農鳥小屋へ到着。
ドラム缶の定位置に親父さんがいません。
どうやら別の場所で電話対応をしている様子。
これはチャンスということで、そそくさと農鳥小屋を後にしました。ふぅ。
しかし足取りに気をつけて下りてきた我々の変な努力は一体なんだったのでしょうか?
まぁいいか(笑)
間ノ岳(3,189.5 m)での絶景富士
農鳥小屋から体調が整わない状況で2時間以上かけて、間ノ岳手前まで来ました。
ここのケルン(道標や記念に石を積み上げたもの)がある場所から富士山が見えると事前に
下調べをしておいたのですが、雲に阻まれて中々その姿を現してくれません。
そんな状態で10分くらい待っていると、
キター!
富士山が顔を出してくれました!
南アルプスからですと距離が比較的近いため、その姿も大迫力です!
これを撮りたくて超重いカメラ機材(カメラ本体、標準ズームレンズ、望遠ズームレンズ、三脚、合計約5kg)
を持ってきたようなものですからね!
先日、東京でのカメラ講座で
「写真家は最高の瞬間が来るまで待つ。時には半日近く待つこともある。」
と教わったので、10分待っただけでこの富士山を撮影できるとは大変ラッキーでした。
関連記事:ブロガーのための「一眼・ミラーレス・コンデジ、ハッピー写真術」に参加して撮影技術が大幅アップ!
ついでに稜線も撮影!
雲が出てきたので山々の撮影を終え、山頂の標識で記念写真です。
中白根山(3,055m)
間ノ岳で満足に写真を撮影した後は、本日4峰目の山である中白根山(なかしらねさん)を目指します。
多少ガスってはいたものの、比較的好天な稜線歩きでした♪
夕暮れに差し掛かる太陽の光芒がなんとも神秘的です。
そして中白根山山頂に到達!
体調が悪くて遅いペースで、さらに写真を撮影しまくっていたので
結構遅い時間になってしまいました。
ここから本日の宿泊地、北岳山荘を目指します。
北岳山荘
中白根山〜北岳山荘への道は少し下るだけなのですが、ガスっていて全く前方は見えない状態。
慎重に下って、北岳山荘に到着し、本日の行程終了!
到着が17時30分と、かなり遅い時間になってしまったため
テント泊から臨機応変に山小屋泊に切り替えました。
基本は15時までに宿泊地に到着するのがルールですが、
この日はかなり遅くなってしまいました・・・
次回は体調と体力を整えて早めに到着するようにします
y-hey
北岳山荘については別の記事で徹底紹介していますので、よろしければ参考にして下さい。
3日目はAM4:30に出発して日の出を見ますので早めに寝ます。
ちなみに山小屋で寝る場合は必ず誰かがイビキをかいていますので、耳栓を持っていくことをオススメします。
それではおやすみなさい。
まとめ
今回は南アルプス白峰三山縦走2日目の登山記をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか?
13時間30分(休憩込み)という長丁場の行動時間でしたが
最高の富士山を撮影することができて、かなり満足度の高い日でした。
白峰三山縦走を検討している方のお役に立てればと思います。
3日目編に続きますのでお楽しみに!
▶白峰三山縦走 テント泊 2泊3日 3日目 富士の朝焼けに心奪われる
この記事を読んであなたのアウトドアライフが豊かになれば幸いです。
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。
現在募集中のツアーは↓です!
みなさんとお会いできるのを楽しみにしています(^o^)