魔法のコンパス by 西野亮廣 はあなたの人生の羅針盤になるかもしれない
いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。
年間100冊読書を努力目標にしているy-heyです。
前回の記事で紹介したのは2017年10月時点で話題になっている
キングコング西野氏の「革命のファンファーレ」でした。
じつはこの「革命のファンファーレ」の1年前に出版していた
「魔法のコンパス」という本もお友達のHappyさんが購入して「超面白い!」
と言っていたため、革命のファンファーレを読み終えた後にy-heyも購入して読んでみました。
この「魔法のコンパス」が発売された2016年8月は
32万部を売り上げた絵本「えんとつ町のプペル」の発売(2016年10月)より前。
そのため、今回紹介する「魔法のコンパス」と「革命のファンファーレ」
を読み比べてみると、
「えんとつ町のプペル」を仕掛ける前・・・魔法のコンパス
「えんとつ町のプペル」を仕掛けた後・・・革命のファンファーレ
という視点で読むことができます。
本書内の「気になるフレーズ」と「解説」という流れで紹介していきます。
なぜ西野氏はテレビにでなくなったのか?
『はねるのトびら』はゴールデンに上がったあと、6年間続いたが、
ゴールデンに上がった瞬間に「スターを誕生させる」という意味での勝負はついていた。ザックリ言うと負けちゃったわけだ。
西野氏が当時25歳だった頃、全国ネットでゴールデンタイムに放送されるTV番組
『はねるのトびら』に出演するも、スターになれなかったため、
西野氏は「レギュラー番組以外のすべてテレビの仕事をやめる」という決断をします。
一番稼いでいる部分をやめるというのはサラリーマンに置き換えると、
本業をやめて副業だけで食っていくと決断するようなもの。
一番便利な部位を切り落とすことにより、自分を進化させるためです。
進化論を提唱したダーウィンも言っています。
「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。
それは、変化に最もよく適応したものである。」
自ら変化しなければいけない状況に身を投じるとは、どれほど勇気が必要だったことでしょうか?
10点くらいの能力を60点に伸ばしたところで、プロの世界の60点は需要に綱らがない。
需要がなければ0点と一緒だ。
芸人としてひな壇(バラエティ番組で芸人やタレントが座って話す席)に出演するも
本人の戦績は連戦連敗という結果に終わったため、他のもので勝負すると決意。
本書内で語られている、ひな壇は将来的に無くなるのではないか?という予測も面白いです。
絵本「えんとつ町のプペル」を完全分業制にした理由
僕の目的は世界の誰もみたことがない圧倒的なモノを作ること。
一人で作ったほうが目的に近づけるならば一人で作るし、
100人で作ったほうが目的に近づけるならば100人で作る。
「えんとつ町プペル」を制作するに当たって、なぜ一人で制作するのか?
ということに西野氏は疑問を持ちます。
映画やテレビ、マンガは分業制で、各人がそれぞれ得意な部分を受け持ってやっているわけですが、
なぜか絵本はほぼ一人で制作している。
それはなぜか?
5000部売れればヒットと言われる絵本業界では
多くの人を雇って制作費をかけて絵本を制作すると、確実に赤字が決定するからだったのです。
そこでクラウドファンディング(ネットで資金を募るやつ)でお金を集めて
完全分業制で「えんとつ町のプペル」制作を4年半かけて行ったそうです。
ジブリ映画並かそれ以上の制作期間・・・
このようにしてできた「えんとつ町のプペル」は↓のページに無料公開されています。
今後、親が子どもに言うのは
「遊んでばかりいちゃいけません」じゃなくて
「仕事になるまで遊びなさい!」だね。
現在はAI(人工知能)が発展していて、2045年にはAIが人間を超えてしまうそうです。
するとどういうことが起こるかというと、今まで人間がイヤイヤやってきた?
仕事はすべてAIに置き換えられます。
あなたの仕事は20年、30年後にAIにとって変わられないでしょうか?
もし仕事をイヤイヤやっているなら、その仕事の成果は
四六時中仕事の事を考えている人には絶対に勝てない。
ならば「好きなこと」を仕事にしたほうがいいのでは?
と思っています。
お金の話や導線デザインの話は「魔法のコンパス」で出てきていた
y-heyは「革命のファンファーレ」を先に読んだため、
あれ?革命のファンファーレに書いてあった、
お金は「信用の一部を数値化したもの」という話、
時間差で料金が発生する話、作品をお土産化する話、
作品を生んだらお客さんの手元に届くまで導線をデザインする話など
がまた出てきているぞ!
y-hey
と思いましたが、魔法のコンパスのほうが先に出版されているため
西野氏のブレていない考え方がうかがい知れました。
まとめ
というわけで今回は芸人、キングコング西野氏の「魔法のコンパス」
を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
自分が進化する方法、お金の正体、
「おとぎ町ビエンナーレ」という「町」を作った方法、
についても詳しく書かれている本書は
「革命のファンファーレ」と共に読んでおきたい一冊です。
最後のあとがきでは、勇気がもらえる語りかけが。
あなたが何かに挑戦し、結果が出ずにジタバタしているとき、
外野にいる連中は、「迷走してるの?」と、あなたのことを笑うだろう。そんなときは、こう返してやればいい。
「うん、迷走してるよ。キミみたいに、誰かが舗装してくれた道を歩いてないからね」
より困難な道でも、
うまくいくかどうか不安で一杯でも、
トライ&エラーを繰り返して行くことで、
自分が成長できる。
最後にもう一度、ダーウィンの言葉を。
「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。
それは、変化に最もよく適応したものである。」
生き残ろう、大きな変化が訪れているこの時代で。
この記事を読んであなたの読書ライフが豊かになれば幸いです。
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。
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みなさんとお会いできるのを楽しみにしています(^o^)
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