緊急事態宣言が解除された後は山へ行ってもいいの?
2020年5月14日、日本政府は39県において約1ヶ月ぶりに緊急事態宣言を解除しました。
2020年5月21日、大阪、京都、兵庫も宣言解除され、
2020年5月25日には全都道府県で解除されました。
このような状況で登山に行くのは大丈夫なのでしょうか?
緊急事態宣言が解除されれば、登山は大丈夫?
緊急事態宣言が出ている時は登山は控え、家にいて下さいと↓の記事でお願いをしました。
▶緊急事態宣言が出ている時、登山はいいの?登山ガイドが説明します。
緊急事態宣言の一部の県での解除を受けて、山岳4団体や、岐阜県から登山自粛要請が更新されています。
▶新型コロナウイルス感染拡大防止を踏まえた登山について(岐阜県)
この発表から読み取ると、
- 緊急事態宣言が解除されていない都道府県での登山
- 都道府県をまたいだ登山
- 多人数での登山
は引き続き自粛が求められています。
解除されている県の場合でも、全国一斉に解除されているわけでは無いため、段階的に再開する必要があります。
第1段階: 緊急事態宣言が一部の県で解除された場合
緊急事態宣言が解除された県にお住まいの方は、以下の日本山岳ガイド協会のガイドラインに沿った上、
細心の注意を払って登山活動を少しずつ再開できます。(とはいえなるべく控えて下さい)
- 同一県内の日帰り山行のみ
- 登ったことがある山がオススメ(入山者が少なく道が荒れている可能性があるため)
- 自粛生活で体力が低下している可能性があるため、自分にとって難易度の低い山から登る
- 同行者は同一県内在住の人のみで少人数で
- 登山口、登山口の駐車場の閉鎖状況は事前に確認しておく
- なるべく各自の自家用車で登山口へ現地集合現地解散
- 当日に検温し、高熱があるようなら中止する
- ランニング用のバフ(飛沫が飛ばないようにする布)等を着用(マスクは蒸れるため現実的ではない)
- 人と人との間隔を2m以上空ける
- 食品のやりとりをしないように注意
- 混雑が予想される人気ルートは避ける
- 他登山者との接触に注意する
- 行き帰りに温泉や人の密集する施設への立ち寄りを避ける
登山後の温泉が気持ちよくて僕も好きなのですが、しばらくは我慢ですね・・・
y-hey
第2段階: 県境を越える自粛要請が解除された場合
日本全体で緊急事態宣言が解除され、県境を越える自粛が解除された場合でも
- 日帰り登山が基本
- 長距離の移動は極力避ける
- 登山口付近の旅館・ホテルに前泊しての日帰りは避ける
他の条件は第1段階と同じです。
第3段階: 山小屋・幕営地が再開された場合
ここまで来てようやくテント泊、山小屋での宿泊ができるようになります。
- 宿泊の山行再開
宿泊山行の再開に当たっては山岳医療救助機構のHPには「登山再開にむけた知識」という資料もありますので
こちらを一読し、感染対策に十分に気をつけた上で再開すると良いです。
この頃にはワクチンが開発されているといいですね・・・
y-hey
まとめ
緊急事態宣言が解除されると、一気に気が緩んで山に行きたくなりますが、
本記事で紹介したように、段階的に登山を再開すると良いと思います。
僕の登山ツアーは2020年の富士山ツアーは催行しませんが、感染拡大の状況を見つつ、
可能な時期に日帰りツアーから計画して行きたいと思います。
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。
現在募集中のツアーは↓です!
みなさんとお会いできるのを楽しみにしています(^o^)