こんにちは。写真も撮れる登山ガイドの上田洋平(y-hey)です。
2025年7月1日に登山ガイドとしてTBSテレビ「ひるおび」にスタジオ生出演し、富士山の軽装登山に注意喚起した時の舞台裏について書きたいと思います。
時系列形式でどうぞ。
始まりはいつも突然でした。
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出演前日(2025年6月30日(月))突然のオファー、電話取材30分
出演前日 PM 3時10分
2025年6月30日、月曜日の朝。
この日は登山ガイドの仕事は無く休日だったので、朝食の食器を洗って洗濯物を干した後、うちで飼っている愛犬のトリミング(ヘアカット)の日だったので、トリミングサロンへ連れて行った後、一人でコストコへ買い出し。
本来は妻と一緒に週末にコストコに行きたかったですが、なかなか予定が合わないし、週末は僕がガイドの仕事のことが多いので、一人で買い物に行きました。コシヒカリ10kgが売られていたので買いました(笑)主食大事。
買い物の後は整体で体をほぐしてもらってトリミングを終えたワンコを引き取り。
トリミングを終えてから1時間以上経つと預かり料金が発生するため、整体後に急いで迎えに行って預かり料金の発生を回避しました。

家に帰ってから一息ついていると、知らない番号から電話が!
相手はTBS「ひるおび」スタッフの方で、以前も何度か出演させて頂いていたのを覚えてくれていたようで、今回も富士山関連でお声掛け頂きました。
▶TBS系列「ひるおび」に出演させて頂きました!
▶登山ガイドとしてTBSテレビ「ひるおび」で富士山の軽装登山、弾丸登山に注意喚起 スタジオ生出演の舞台裏
▶登山ガイドとしてTBSテレビ「ひるおび」で富士山通行予約システムの見解を述べる リモート生出演で緊張した理由
担当の方が言うには、明日(7/1)に東京赤坂にあるTBSのスタジオに来て「ひるおび」に生放送で出演し、「富士山の軽装登山について注意点を専門家の観点から述べて欲しい」とのこと。
ちょうど予定が空いていたので「大丈夫です!」と返事させて頂きました。



ちなみにテレビ局では急に企画が決まることが良くあるようで、いきなり「明日出演できる方を探しているのですが・・・」とお声掛け頂くことが普通にあります。
出演前日 PM 8時00分
テレビの視聴者に分かりやすいように図解や写真入りのボードを作るため夜に電話取材を約30分受けました。
そこで2024年から2025年で入山規制ルールの変更に対する見解、軽装登山の危険性、富士登山に必要な装備、をお話させて頂きました。
そしてスタジオで実際の登山道具を見せて紹介したいため(普段登山をしないスタッフの方が道具を揃えるより、プロが実際に使っている物を見せたほうが良いとの判断)、僕の使っている道具を持ってきてほしいとのことだったので、これを了承。そういえば2年前の2023年に生出演した時も同じように持っていったな・・・
その後は、ブログ執筆して出演当日に備えて早めに就寝。
▶2025年7月1日(火) 12:30頃からTBS系「ひるおび」にスタジオ生放送で出演します
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出演当日(2025年7月1日(火))生放送「ひるおび」出演
当日 AM 9時30分


東京、赤坂に向かって出発。
渋滞が心配ではありますが、気温が30℃以上あって登山の装備を背負って電車で赤坂まで行くのは汗だくになること必至なので車で行くことにしました。
予想通り渋滞にハマってしまって5分くらい遅れてTBSテレビの駐車場ゲートに到着。すいません・・・
担当の方から守衛の方に話は通してあるはずですが、なぜか別の番組に出演することになっているみたいで、確認のため少し待たされたのでTBSの外観写真を撮影します。
その後は無事にゲートを通され地下駐車場に車を駐車し、エレベーターホールへ。


地下駐車場のエレベーターの前には出演者がどこの控室に行くかが書かれています。



名だたる芸能人に混じって僕の名前が!(笑)
ここで担当の方に電話して控室まで連れて行ってもらいます。
当日 AM 11時00分


そこから2Fのリハーサル室(楽屋)へ通され、スタッフの方と資料を見ながら番組内の流れを確認、僕が担いできた登山道具を展示用に並べるため、生放送中のスタジオのほうへ行ってスタッフの方と一緒に並べました。
スタジオを見て、「上田さんの立ち位置はあそこです」と説明されると、司会者の恵さんから画面を挟んで反対側に立つって中々目立つ場所!


2年前も生出演しているのでそのあたりの勝手は分かっていたので今回は少し心に余裕がありました。
その後、少し時間があったのでお弁当をいただきました。




当日 PM 12時00分
スタッフの方から、「お弁当を食べ終わったらスタッフに声を掛けてメイクをしてもらって下さい」と言われたので食事後にスタッフの方へ声掛けしてメイクルームへ。
プロの方に顔のメイクしてもらったらなんか顔が整ったような感じになり、さすがプロ!と心の中で叫んでいました。
当日 PM 12時35分
一旦楽屋へ引き返して出番を待ちますが、予定の時間になってもまだ前のコーナーを放送しています。
どうやら時間が押しているようですね・・・
僕が出演する富士山のコーナーが短くならないとよいですが、その予感は的中します。
スタジオの脇でメイクさんに最終的なお直しをしてもらいつつ、スタッフの方にマイクを装着してもらい(これで僕の小さくて滑舌の悪い声もTV視聴者の方に聞こえるはず)、スタンバイ。
当日 PM 12時45分
前の特集コーナーが終わり、CMを挟んでいる時にスタッフの方が大勢で富士山の装備を並べた棚を移動させつつ、僕も立ち位置に移動。
いよいよ生放送出演スタート!
司会の恵さんや江藤アナに紹介され、挨拶です。


多くのカメラで囲まれているため、どっちのカメラを向いてよいか分からず、キョドっている僕。
その後は富士山富士吉田ルートの山開きの様子、規制内容の説明を経て軽装登山の懸念点の紹介に移っていきます。


富士山の気温変化について、もっと詳しく知りたい方は↓の記事で解説しています。
▶富士山五合目、山頂の気温は平地と違うの?登山ガイドが教えます


その後は富士山に登るために最低限必要な装備(ストック・行動食・水以外は僕の私物)について紹介させて頂きますが、時間が押しているため手短に行います。


まずはレインウェア。


次は防寒着。


レインウェアや防寒着を持っていないと、低体温症になる危険があります。
手袋は防水用(テムレス等)と保温用の手袋2つを携行しましょう。


モバイルバッテリーとヘッドライトも必需品。


行動食(登山の休憩中にカロリーを補給するために食べる物)はナッツやようかんが食べやすくてオススメです。
また、水分も必須。1Lくらい持っていって足らない分は山小屋で購入できます。
ストックはあると良い装備です。


最低限、このあたりは持っておきたいところです。


▶【初心者必見】富士山登山の持ち物と装備をチェックリスト付きで解説


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まとめ
本当は装備についてもっと詳しく話したかったのですが、時間の都合上、次のコーナーへ移らねばならず、
説明できなかったのが心残りですが、概ね注意して頂きたい点は話せたかと思います。
高山病について知りたい方は↓の記事が参考になるかと思います。


もし登山の専門家としてお役に立てることがあれば、今後もぜひ出演させて頂きたいと思います。
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。
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エピローグ
収録が終わってTBSテレビ本社を出た後は車でサクッと帰宅。
暑いので車でエアコンをガンガンかけて帰ります。帰りの道もそこそこ渋滞していました。
家の近くでガソリンを入れて帰ろうと思ったら財布を忘れたことに気付く。サザエさんか!
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