こんにちは!写真も撮れる登山ガイドのy-heyです。
初めて富士山に登る日が近くなると、なにかソワソワしますよね。
今回は富士登山前日まで、そして当日の朝に何をやっておくべきか、どんな食事をすれば良いかをお伝えしたいと思います。
※登山口までの行き方は、事前に調べてあるという前提で話を進めます。
一週間前から
1.パッキングを始める
当日になって慌てないために、荷物のパッキング(ザックへ荷物を入れること)を早めに始めておきましょう。
持ち物リストをチェックしながらパッキングをすることで、足りない道具が明確になることがあります。
富士山の持ち物については↓の記事で解説しています。
▶【初心者必見】富士山登山の持ち物と装備をチェックリスト付きで解説
[kanren url=”https://y-hey.com/fuji-equipment/”]
パッキングする時は、やみくもにすればいいわけでは無く、パッキングの原則があります。
原則に従ってパッキングすれば、登山中の行動が驚くほど楽になります。
▶富士登山での荷物の詰め方 ザックのパッキングの3つの原則を覚えれば10倍楽になる
[kanren url=”https://y-hey.com/mt-fuji-packing/”]
三日前から
2.天気予報をチェック
登山当日の天気予報を要チェックです。
2日前から天気予報の精度は上がるため、本来は2日前からチェックしたいですが、天気の傾向を掴むため3日前からチェックしておきましょう。
天気予報サイト
3.食事は糖質をやや多めに
糖質(ご飯、パン、パスタ)をいつもより多めに摂取して下さい。マラソンでも行うカーボローディングです。
人間が動く原動力となるのは糖質と脂質ですが、糖質のほうがエネルギーとして圧倒的に燃焼しやすいです。
ただ前日や前々日に慌てて糖質の摂取を増やしても
筋肉の中にあるエネルギーである「グリコーゲン」は劇的には増えないそうです。
それよりも食べ過ぎによる体重増加のほうが長距離歩くことを考えるとデメリットになるため、オススメの食事は
普段よりも少し多めに糖質(ごはん、パン、パスタ等)を摂る
ようにします。
4.お酒を控える
飲酒をすると利尿作用により体内の水分量が減ってしまいます。
体内の水分量が減ると酸素を全身に運ぶ血(ヘモグロビン)の巡りが悪くなり、高山病にかかりやすくなります。
できれば富士登山1周間前、遅くとも3日前からお酒は控えておきましょう。
5.足の爪を切っておく
足の爪が長いと、下山時に靴の先に当たって超痛くなります。
そのため、登山3日前くらいに足の爪を切っておくことをおすすめします。
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女性でネイルをされている方も切ったほうがいいですよ。痛いのが嫌なら・・・[/voicel]
前日
6.水分を多めに摂取
前日には高山病対策で水分を3〜4L(お茶や味噌汁もカウントしてOK)を摂取して下さい。
[kanren url=”https://y-hey.com/prevent-altitude-sickness/”]
そして登山当日、五合目に行くまでの間に水分2Lを飲んで下さい。これをやっておけばかなりの高山病対策になります!
逆に体内の水分を奪うお酒は控え、登頂後の楽しみに取っておいて下さい!
7.運動はお休み
登山前日はなるべく体力を温存するために運動しないようにしましょう。
登山口近くで前泊する場合は観光で歩き回ったりせず、
車移動にするかホテルでゆっくり休んでいたほうが体力をセーブできます。
8.しっかり寝る
睡眠不足だと疲れのため高山病になりやすいので、しっかり寝ましょう。
富士山では夕方19〜20時には就寝します。
できれば3〜4日前から早寝早起きのリズムをつけておくと良いです。
当日
9.持ち物最終確認
出発当日の朝に持ち物の最終チェックです。
ハイドレーションシステムに入れるスポーツドリンクを水に溶かすなら鮮度を考えて出発当日の朝にやっています。
また、うっかり忘れるのが「登山靴」です。
特に車で登山口付近の駐車場まで移動する場合はサンダル等を履いて肝心の登山靴を忘れる、なんてことがあるので注意しましょう。
10.シャワーを浴びる
富士山の山小屋にはシャワーや風呂はありません。
個人的に好きなのが当日の朝にシャワーを浴びることです。
すると、さっぱりとした状態で登山できます。
(どのみち登山で汗はかきますが・・・)
まとめ
今回は富士登山前日、当日の朝までにやっておくべきことをお伝えしましたが、いかがでしたしょうか?
この記事を読んでしっかりと準備し、富士登山の準備を万端にして下さい!
あなたが無事に登頂できることを願っています。
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。
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