写真も撮れる登山ガイド 上田洋平のブログ 関東を起点として日帰りトレッキングから雪山まで、少人数のツアーを開催しています

【実録】中国のタクシーで高価な忘れ物をした時の対処法

 
Cannon 5DsR

登山を始める時に知っておくべきノウハウを無料で配布しています。

文字数17,000文字以上の大ボリュームE-bookです。

登山歴15年以上で海外の山々にも登った私の経験から
登山ガイドとして初心者の方に伝えたい内容をまとめました。

是非あなたの登山にお役立てください。

今のうちにゲットしてください。

ここでは言えない『超豪華特典』が付いています。

詳しくはE-bookの最後で。

登っちゃえば? 登山の教科書

この記事を書いている人 - WRITER -
プロフィール写真
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド ステージ Ⅱ 日本オートキャンプ協会公認オートキャンプ指導者 写真も撮れる登山ガイドとして 関東、富士山、日本アルプス、八ヶ岳の山々をガイドしています。 ブログでは登山、アウトドア等の記事の発信を通して 読者の方に”人生を120%楽しんでもらいたい”と考えています。 2児の父ですがマッターホルン(4,000mまで)、南米最高峰アコンカグア(5,000mまで)、アフリカ最高峰キリマンジャロをフルサイズ一眼レフカメラを抱えて登ったり(普段は自称イクメンです)空手もやってた多趣味な男です。 ブログはゆるいペースですが2005年から書き続けています。(当サイトは2015年から) 2017年11月からテレビ出演多数、2018年5月には10万PV突破、 2022年7月には執筆協力させて頂いた登山ガイド本が発売されました!
詳しいプロフィールはこちら

いつも当ブログを読んで頂きありがとうございます。
出張族のy-heyです。

2017年7月に会社の出張で中国の上海に行ってきたのですが
仕事を終えた後の帰国日、
とんでもないことをやらかしてしまいました!

 

上海市内のホテル → 浦東(プドン)空港までタクシーで移動したのですが
なんと空港でタクシーを降りた時にブロガーとして肌身離さず持ち歩いている
フルサイズ一眼レフのカメラを車内に置き忘れてしまったのです!

 

ちなみにこういうバッグに入れた状態です。

登山で一眼レフの持ち運びにオススメなバッグはこれ!

 

はたしてカメラは無事に戻ってきたのでしょうか?
今回は実録レポとしてお伝えします。

 

忘れ物をした時の状況

3日間の上海出張の最終日。
前日までに仕事を終えていたため、この日(土曜)は上海→名古屋への移動のみ。

当日の朝はうっかり二度寝をしてしまい、朝食を食べ損ねた状態で
上海市内のホテルをチェックアウトし、予約しておいたタクシーへ乗り込む。

 

ちなみに朝食代はキャンセルできずでした。

y-hey

 

ホテルから空港までは約50分。
朝早い(6時30分ホテル発)ため道が空いていたのか
思ったより早めに空港へ到着。

タクシーから降りた後、タクシーの運転手さんに

「謝謝(ありがとう)、再見(さようなら)!」 ←(唯一言える中国語)

y-hey

と言って歩きだした時、

 

何か体が軽いな!?

 

と思ったら、

 

カ、カメラが無い!

というかタクシーの車内に忘れた!!!

 

置き忘れたと気が付いたのはすでにタクシーは私を降ろして走り去った後。。。

飛行機の出発まで残り2時間しかない!

ここから必死の忘れ物奪取劇が始まります・・・

 

中国語の話せる人にタクシー会社に連絡してもらう

まず私が一番初めにおこなったことは、
「中国語の話せる人にタクシー会社に連絡してもらうよう頼む」
ことでした。

 

中国に行かれたことがある方なら分かるかもしれませんが
中国人には基本的に中国語しか通じません(日本で日本語しか通じないのと同様です)
英語でも結構通じないことが多いです。

感覚的には10人に1人くらい英語を喋れますが
込み入った話になると、わからない場合が多いです。

 

ですので今回のような難しい状況を説明するには
現地語(今回は中国語)を話せることが必須なのです。

とはいえ唯一言える中国語が「謝謝(シェシェ)、再見(ツァイチェン)!」の私は
そんな状況を説明できる可能性は0%。

よって現地人のお力を借りないといけません。

 

プランA 会社の同僚

まず思い浮かんだのはうちの会社の中国支社の中国人の同僚に問い合わせることでした。
幸いにもタクシーのレシートは持っていたため
レシートを会社のスマホで撮影し、すぐに同僚にメール。

上海タクシー 領収書

そしてその後、彼の携帯へ電話。
しかしなぜかつながりません・・・

土曜日だから携帯の電源を切っているのか?

と思っていました。
とにかくこのままでは飛行機の搭乗時間が来てしまう!
というわけで、作戦はプランBへ移ります。

 

プランB 航空会社のカウンター

上海浦東空港 中国東方航空 カウンター

航空会社のカウンターならなんとかしてくれるかも?
という淡い期待を寄せながらチェックイン。
(今回利用したのは中国東方航空)

 

チェックインの時に

実は、タクシーにカメラを置き忘れて困ってるんですけど・・・ タクシー会社に電話してもらえますか?
(Actually, I left my camera in the taxi which I took from the hotel to the airport. Would it be possible to call the taxi company to explain the situation?)

y-hey

と聞いたら

 

「インフォーメーションデスクに行って下さい。(You can go to the information desk over there.)」

 

と言われたため、
必然的にプランCとなりました。

 

プランC 空港のインフォーメーションカウンター

上海浦東空港 インフォーメーションカウンター

そしてやってきたのが空港のインフォーメーションカウンターです。
ここのお姉さんに事情を説明して、タクシー会社に電話してもらうようお願いしました。

 

しかし

「ここから外部に電話できないのです。(I cannot call to outside from here.)」

と言われてしまいました。

 

ダメと言われても粘り強く交渉する

しかし忘れたものは十万円以上するフルサイズ一眼レフのカメラ

ここで引き下がるわけにはいきません。

(「そんな大事なものを忘れるなよ!」という声が聞こえる気がしますが、気のせいとしておきます)

 

 

日本では、何も言わなくても相手の気持ちを読んだり空気を読んだりしますが
それは同じ文化的背景を持つ日本人同士だからできる芸当であり、世界から見れば「特殊能力」のようなものです。

海外(特に多民族国家)では
空気を読むにも文化的背景が異なるため、事情をちゃんと説明しないと相手に伝わりません。

「沈黙 = 了承した」 とみなされてチーン。終わりです。

ですからしっかりと自己主張することが大事です。

 

 

そこでy-heyは自分の携帯を取り出して

じゃあ私の携帯からかけるので中国語で話してもらえますか?
(Then I’ll call them from my mobile, could you talk to them in Chinese?)

y-hey

と粘り強く交渉したら、インフォーメーションカウンターのお姉さんもOKして下さいました。

 

上海浦東空港 インフォーメーションカウンターのお姉さん

そして、まずはタクシー会社の領収書に記載されている電話番号にかけてもらうと、
配車センターの番号を教えてもらえたようです。
さらにその配車センターにかけると、今度は忘れ物を置いてきたタクシードライバーの携帯番号を教えてもらえたようです。

 

そしてやっとのことでタクシードライバーにつながり、話をしてもらうことができました。

 

最後は金(笑)

タクシードライバーとのやり取りで出てきたのが

「金」

の話です。

 

要は

「金を払えば持ってきてあげる

だそうです。

 

中国はその昔、孔子・老子を排出した徳の高い儒教・道教の国だったのに
経済の成長と共に 金の亡者の国 マネーの国に変貌していたようです。

 

そりゃあまぁこちらも手間をかけて空港まで戻ってきてもらうわけですし
謝礼として100元(約1700円)くらい払ってもいいかなと思いまして

 

「えっ?じゃあ100元払います。」

y-hey

 

と言ったら、タクシードライバーは

「200元で!」

と言ってきました。

 

いきなり倍かよ!(怒)

y-hey

 

とも思いましたが、持ってきてくれないと
十万円以上のカメラ本体&十万円以上のキャノンLレンズ&コンパクトフラッシュ&メモリーカード
がごっそり無くなるのは、あまりに痛手!

というわけで200元(約3400円)でも即決で

OK!

y-hey

としました。

 

引き渡し

上海浦東空港 出発ロビー出口

すると、空港のタクシーを降りた場所まで戻ってきてくれるということでしたので
一旦出発ロビーから外に出て(浦東空港では1番の出口からしか出られません)、
待っていると、タクシーの運転手発見!

ちゃんとカメラを持ってきてくれました。

受け取ったカメラバッグの中身を確認し、
チップのごとく握りしめていた100元札2枚を握手と同時に手渡し、
ありがとうのお礼を言って別れました。

上海浦東空港 降車場

 

おかえり!カメラ君!

戻ってきてくれてありがとうカメラ君!

もう置き忘れたりしないから許してね、カメラ君!

カメラ君に名前をつけてやらなきゃいかんですな。うん。

 

まとめ

今回は中国でタクシーに忘れ物をした時の対処法を
紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

ステップ1:中国語の話せる人にタクシー会社に連絡してもらうよう頼む
ステップ2:粘り強く交渉する
ステップ3:最後は「金」

この3ステップであなたの大事なものは返ってくると思われます。

 

「ってかそんな大きな荷物忘れんなよ!」

とつっこみが入りそうですが朝食抜きだったため頭がボーっとしていたようです。(言い訳)

 

~エピローグ~

プランAでお願いした同僚にも

「結局カメラは取り戻せたよ。ありがとう!」

とメールしておきました。
(後で間違えて探されても迷惑かけてしまうので)

そして飛行機搭乗のギリギリの時間となったため
あわてて飛行機に乗りこみ、携帯の電源を切るために携帯を見たら

その同僚から
「すでにタクシー会社に電話して問い合わせ中だぞ。後でタクシー会社から連絡は入るようにしたからね。
(I already called taxi company. They will give me a feedback later today.)」

と(ちょっと遅いけど)ありがたいメールが!

再びプランAに戻るの?
いやいやもうカメラ手元にあるし!

y-hey

と思っていたらその後、最後に私が送った

「結局カメラは取り戻せたよ。ありがとう!」

のメールを見たせいか、

 

「大丈夫だよ。良い旅を!(That’s fine. Have a nice trip.)」

と返信が来ました。

 

「君の静かな土曜日の朝を邪魔してごめんね!でもありがとう!素晴らしい週末を。」
(Sorry for disturbing your calm Saturday morning, but thanks a lot anyway. Have a wonderful weekend.)

とメールしておきました。

 

教訓
みなさん、タクシーに忘れ物したらだめですよ。特に海外では。
席を離れるときは一度振り返って忘れ物が無いか確認してくださいね。

 

そして万が一忘れた場合、

忘れた物が高価な場合 = 今回の記事が役に立つと思われます。

忘れた物が高価でない場合 = 忘れたことを忘れましょう。時間も金もかかります(笑)

 

この記事を読んであなたがタクシーに忘れ物をしないようになれば幸いです。

 

ちなみに今回の交渉はすべて英語で行いましたので、このような場合に備えて英語を勉強しておくと便利です。

英語が話せなかったらスーツケースは戻ってきてないですからね・・・

 

英語の教材を100冊以上買い込んで勉強して1年半でTOEIC910点を取得したy-heyが
実際に使って一番役に立ったと胸を張ってオススメできる教材は↓のアルクのヒアリングマラソンです。

このヒアリングマラソンはなんと言っても教材のバランスが良いです。

 

ウォームアップ、ディクテーション、海外ドラマ、ニュース等
様々な音声を丁寧な解説付きで聞けるので、なぜそのフレーズを使うのか?という文化的背景まで理解できます。

旬の英語素材を毎月お届け。1000時間ヒアリングマラソン

いつか英語を勉強したほうがいいけど・・・ と思っていても時間ばかりが過ぎ、
いつまで立っても英語は話せるようにはなりません。

 

だからといって「聞き流すだけで英語ができるようになる」みたいな教材に手を出すのはやめてください。

冷静に考えてみて下さい。「聞き流す」だけであなたは日本語を喋れるようになりましたか?
親がしゃべっているのを聞いて、自分で話して、文字を習って書いて覚えましたよね?

”聞く、話す、読む、書く”にバランス良く触れないと英語は身につきません。
それをバランス良く習得できるのがアルクのヒアリングマラソンです。

また、教材には飽きさせない工夫がところどころにされているため、楽しんで続けれることも魅力ですね。

 

少しでも必要性を感じたのでしたら、このタイミングで始めてみてはいかがでしょうか?


最後までお読み頂き本当にありがとうございました。

 

 

中国でこんな経験をしたのにまたメキシコでやらかしました・・・

【実録】メキシコのホテルにスーツケースを置き忘れた時の対処法

現在募集中のツアーは↓です!
みなさんとお会いできるのを楽しみにしています(^o^)

「登っちゃえば?」企画 登山ガイドツアー・イベント・講習スケジュール一覧

この記事を書いている人 - WRITER -
プロフィール写真
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド ステージ Ⅱ 日本オートキャンプ協会公認オートキャンプ指導者 写真も撮れる登山ガイドとして 関東、富士山、日本アルプス、八ヶ岳の山々をガイドしています。 ブログでは登山、アウトドア等の記事の発信を通して 読者の方に”人生を120%楽しんでもらいたい”と考えています。 2児の父ですがマッターホルン(4,000mまで)、南米最高峰アコンカグア(5,000mまで)、アフリカ最高峰キリマンジャロをフルサイズ一眼レフカメラを抱えて登ったり(普段は自称イクメンです)空手もやってた多趣味な男です。 ブログはゆるいペースですが2005年から書き続けています。(当サイトは2015年から) 2017年11月からテレビ出演多数、2018年5月には10万PV突破、 2022年7月には執筆協力させて頂いた登山ガイド本が発売されました!
詳しいプロフィールはこちら

Sponsored Links

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© 登っちゃえば? , 2024 All Rights Reserved.

Translate »