写真も撮れる登山ガイド 上田洋平のブログ 関東を起点として日帰りトレッキングから雪山まで、少人数のツアーを開催しています

アフリカ出張ついでにキリマンジャロ(5,895m)に登った理由とは?

 
ケニア ナイロビ国際空港

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日本山岳ガイド協会認定登山ガイド ステージ Ⅱ 日本オートキャンプ協会公認オートキャンプ指導者 写真も撮れる登山ガイドとして 関東、富士山、日本アルプス、八ヶ岳の山々をガイドしています。 ブログでは登山、アウトドア等の記事の発信を通して 読者の方に”人生を120%楽しんでもらいたい”と考えています。 2児の父ですがマッターホルン(4,000mまで)、南米最高峰アコンカグア(5,000mまで)、アフリカ最高峰キリマンジャロをフルサイズ一眼レフカメラを抱えて登ったり(普段は自称イクメンです)空手もやってた多趣味な男です。 ブログはゆるいペースですが2005年から書き続けています。(当サイトは2015年から) 2017年11月からテレビ出演多数、2018年5月には10万PV突破、 2022年7月には執筆協力させて頂いた登山ガイド本が発売されました!
詳しいプロフィールはこちら

いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。
アウトドアライフクリエイターのy-heyです。

 

2012年12月に1人で南アフリカへ出張に行ったついでに登ってきた
アフリカ大陸最高峰キリマンジャロ(5,895m)の登山記をしばらく書いていきます。

もしキリマンジャロに登ってみたい!というかなりの山好きな方は参考にして下さい。

 

この登山は標高も高いこともあり、過去最高に自分の体を限界まで追い込む登山となりました。

 

ドMなy-heyもビックリな過酷さ!

y-hey

 

なぜ30代のサラリーマンが出張ついでにキリマンジャロに登ったのか?

そのあたりを書いていこうと思います。

 

キリマンジャロ登山をしたきっかけ

出張依頼は突然に

2012年12月、突然、会社の出張で南アフリカの工場に行ってほしいとお願いされました。

えっ?南アフリカですか?

y-hey

y-heyと他にも出張候補はもう一人いましたが

南アフリカは治安悪そうだし、会社の同僚の知り合いが
身ぐるみ剥がされたっていうし行きたくないなぁ

y-hey

と思っていたけど、もしアフリカ行くならどこに寄れるかなと
考えたら、どこか山は無いか?ということなりました(笑)

 

出張ついでにキリマンジャロ?

せっかく登山するなら高い山がいい!

ということでコーヒーでも有名なキリマンジャロに行ったらどうだろう?
という思いがこみあげてきました!

 

登る日数などを調べたら入山してから最低6日必要だっため、
飛行機での移動まで含めたら一体どれだけかかるの?と思いつつ、ダメもとで

南アフリカ行くから、その後1週間くらい有休取っていいですか?

y-hey

とドイツ人の上司に聞いたら、あっさり「いいよ」と了承がもらえました(しかも日本語で(笑))

 

と、いうわけで南アフリカでの出張の仕事が終わったら
そのまま有休を取って南アフリカからタンザニアまで自費で移動(飛行機)して
キリマンジャロ山に登ろうという計画になりました!

 

いきなり決まった出張の出発日は、なんとたったの1週間後!

準備期間も1週間しかないため、Amazon primeをフル活用して登山装備を揃えました。

【2017年保存版】キリマンジャロ登山に必要な装備・持ち物を分かりやすく解説してみた

 

キリマンジャロの登り方

キリマンジャロ登山の概要

キリマンジャロはアフリカ大陸の最高峰でその高さがなんと5,891m!!!という驚きの高さ!

キリマンジャロへ登山するにはガイドを付けて登らないといけない規則で
一般的にはポーター(荷物を運んでくれる人)も雇ってツアー形式で行きます。

ガイドがいて重い荷物は持ってもらって、自分で運ぶ日帰り登山用ザック分の
荷物しか運びませんが、標高はもちろん5,895mのままです。

 

富士山(3,776m)には2012年当時は2回しか登っておらず、そのどちらも激しい高山病に悩まされました。
特に頂上付近のお鉢巡りなんかは頭が孫悟空の輪っか状態でかち割れそうでした。

当時は↓のような高山病対策を知らなかったためです(汗)

y-hey

富士山 登山で高山病にならないためにやるべき3つのこと

 

当時の心境

富士山で高山病になっていたy-heyが今度は5,895m?いやいや無理でしょ。。

でも無理か無理じゃないかを線引きするのは自分自身。
無理だと思えば無理だし、できると思えばできる。

できるようにするためには努力は惜しまず、やるだけやって挑戦してダメならダメでいいと思う。

そこには”挑戦した”という結果と”次回はどうすればできるのか?”
という達成へのヒントがきっと得られるはず。

自分は”何もしない”という選択肢だけは選びたくない。 だからこの南アフリカ出張というチャンスを逃さず、しっかり捉まえたい。

チャンスの神様は前髪しか生えていないので、迷っていると
あっという間にチャンスの神様は行ってしまう。

自分はこのチャンスを掴んだ。あとは実行あるのみ!

y-hey

 

我ながら熱いこと書いてますね

 

さて、ここからは実際の登山記にいきたいと思います!

 

キリマンジャロ登山記

2012年12月11日(火) 登山前泊日(0日目)

移動行程

南アフリカ ヨハネスブルグ国際空港 → ケニア ナイロビ国際空港
→ タンザニア キリマンジャロ国際空港 → モシのホテル

 

南アフリカ ヨハネスブルグ国際空港

さてこの日は前日までの仕事を終えて長い休暇の始まり!
ということでちょっとリラックスムードで移動です。

出張先の南アフリカのBrits(ブリッツ)という都市で泊まっていたホテルを出て
送迎サービスにてヨハネスブルグにある空港まで移動。

その後は手荷物預け入れや出国手続き等を行い
まずは経由地であるケニアのナイロビ空港まで移動。
ここは約4時間のフライトでした。

 

ケニア ナイロビ国際空港

ケニア ナイロビ国際空港

ナイロビ空港でしばらく待ったのち
今度はプロペラ機でキリマンジャロ国際空港まで移動です。

ナイロビからは約1時間と非常に近いフライトでした。

 

タンザニア キリマンジャロ国際空港

キリマンジャロ国際空港

機内からキリマンジャロの山を見おろしながらやってきたのが
キリマンジャロ国際空港!

ここはまたしても国境をまたいでタンザニアとなります。

 

まさかのイエローカードチェック

飛行機を降りてパスポートチェックされる前に他の人が
イエローカード(黄熱病予防接種の証明書)を黒人の係員に見せている?

でもy-heyは南アフリカとタンザニアしかいかないため
イエローカードはいらないはず・・・

 

係員「イエローカードは?(Do you have Yellow card?)」

持ってません。(No, I don’t have it.)

y-hey

と堂々と述べる。

 

しかし

 

係員「うーん。それはまずいなぁ。じゃあ空港で予防接種を打ってもらうからここで待ってて。(Well, that’s not so good. You should wait here to have the vaccination.)」

あれ?おかしくないですか?
日本の外務省のサイトをインターネットで確認しましたが
タンザニアの入国にはイエローカードは不要とあったのですが・・・

(What? Is it so? I checked the Ministry of Foreign affairs of Japan web site, and it’s clearly mentioned that it’s not necessary to have Yellow card to enter Tanzania.

y-hey

係員「でもケニアから来たでしょ。(But you came from Kenya, aren’t you?)」

 

 

ケニアは乗り継ぎだけです。空港から出てません。(Kenya is only for transfer. I didn’t get out from the airport, not even one step.)

y-hey

 

係員「うーん。じゃあいいよ。(Um… That’s OK, then.)」

 

というわけでなんとかここは切り抜けることができました。

 

ケニア経由で来た場合はタンザニア入国の時に
イエローカードをチェックされんですね。

なんとかなってよかったです。

 

タンザニア入国審査

キリマンジャロ国際空港からの夕焼け

しかしこんなところで手こずっている場合ではないのです。

タンザニア入国するためにはビザ(50US$)を取得する必要があるのです。

 

申請書が机にありましたのでそれに記入して手続きする所へ行って
50US$支払い、その後パスポートチェックをされるところで
写真を撮影し、ビザが無事に完成。

観光なので3ヶ月まで滞在できるビザをゲットしました。
旅行会社に頼んで日本で取ってもらうと14,000円ですからねぇ。
こんなに簡単に取れるなら自分でやらんと損ですね。

 

そしてパスポートチェックを無事に通り抜け、預け入れ手荷物も無事にゲット。

そしてツアー会社からの迎えの人も無事に発見し、車に乗り込みました。

 

途中、「タクシーあるよー(Taxi?)」みたいに何人かに声を
かけられましたが「いりません。(No, thanks.)」とキッパリ断りました。
ホントにいらんもんね。

 

モシのホテル

さて空港からアスファルトの道&未舗装の砂まみれの道
を進んでやっとたどり着いたホテル。

ホテル内には白人の観光客もいっぱいいてちょっと安心。

アフリカに来てからというもの黒人しかみなかったので、偏見だけど警戒してしまう自分がいます。

 

というわけで登山スタート前日の移動はこれにて終了。
まずまずの小奇麗な部屋にてこれからしばしお別れのベッドで
ぐっすり寝て次の日に備えます。

モシのホテル

 

次の日からいよいよ登山開始です!

 

次の記事はこちら↓

アフリカ大陸最高峰キリマンジャロ(5,895m)登山(ロンガイルート)1日目 【キリマンジャロ 登山記 2】

現在募集中のツアーは↓です!
みなさんとお会いできるのを楽しみにしています(^o^)

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