御在所岳 藤内壁 一の壁 ロッククライミング挑戦記
東海地方でロッククライミングの有名なスポットといえば、三重県にある御在所岳の藤内壁です。
今回はクライミングスポットである御在所岳で
御在所クライミングスクールの国際山岳ガイド、増井さんにガイドをお願いして行ったクライミング挑戦記をお伝えします!
ロッククライミングを初心者が単独で始めることはできません。(ロープを結ぶ相手が必要であり、しっかりとした経験者でないと墜落する危険があるため)
最初にロッククライミングを始めるには経験者の方か、ガイドの方に教えてもらうと良いでしょう。
御在所岳 岩場情報
山名:御在所岳
標高(クライミングポイント) 920m
場所:〒510-1233 三重県三重郡菰野町菰野
ルート:藤内壁(とうないへき) 一の壁
〜 藤内壁出合 〜 藤内小屋 〜 裏道登山口
下図の赤線沿いのルートです。(スマホで見る場合は横向きにして下さい)
コースタイム:
裏道登山口(30分) → 藤内小屋(30分) ~ 藤内壁出合(20分) 〜 藤内壁 一の壁(クライミング)
〜 藤内壁出合(20分) 〜 藤内小屋(30分) 〜 裏道登山口
※山と高原地図のコースタイムを記載
おすすめ度:★★★★☆
三重県の鈴鹿山脈にある御在所岳はロープウェイが山頂手前まで通じているため、
観光客でも気軽に山頂を楽しめる反面、麓から登る登山道はバリエーションに富み
表道、中道、裏道、一の谷新道など、登山道の種類も豊かでしっかりとした登山も楽しめます。
そしてクライミングの有名スポットである藤内壁(とうないへき)もあるため
名古屋や関西方面から多くの登山者やクライマーが訪れる場所です。
御在所岳 クライミングスポット 藤内壁へのアクセス
御在所岳のクライミングスポットへは、御在所岳の裏道登山道入口から入山します。
登山道入口付近に駐車場があるのでそこへ車を駐車しますが、休日は早い時間から混んでいるので要注意です。
出典:CLIMBING-NET
登山データ
日時
2018年10月8日(祝)
メンバー:
y-hey: 39歳(男)
このブログ「登っちゃえば?」を書いている人。山登り歴は13年。
キリマンジャロ(5,895m)登頂、アコンカグア5000mまで到達した経験から高山病に対する知識は豊富。
ドMなのでテント泊+カメラ機材 25kgの荷物を背負って山に登ることに喜びを感じている。
詳しいプロフィールを一応見てみる
コアラ: 40歳(男)
自称、ミートテック(ヒートテックの肉バージョン)を持つ、異様に耐寒性能が高いコアラ。
その性能は厳冬期の北アルプスでもダウンを必要としなかったことにより実証済。
マラソンランナーだったのにタバコを吸うようになり駄コアラへと変貌を遂げる。
10月上旬 クライミング時の服装、主な装備
上半身
ベースレイヤー: ミレー Elevation Zip LS
アウターシェル: (アークテリクス) ARC’TERYX『Alpha SL Jacket』(Black)
防寒着: ミレー ダウンジャケット(予備としてザックに収納)
下半身
ベースレイヤー: SKINS(スキンズ)コンプレッションタイツ
アウターシェル: (アークテリクス)ARC’TERYX Alpha Pants
登山靴: スカルパ キネシスプロ GTX
ザック
クライミング道具
クライミングシューズ:SPORTIVA(スポルティバ)のタランチュラ
ハーネス:PETZL(ペツル)のシッタ
ATCガイド:Black Diamond ブラックダイヤモンド ATC ガイド
HMSカラビナ:Mammut Bionic HMS
カラビナ:Black Diamond(ブラックダイヤモンド) フードワイヤー
ヘルメット:Grivel(グリベル) Stealth (ステルスヘルメット) GV-HESTE
スリング:Black Diamond(ブラックダイヤモンド) 18mm ナイロンランナー 60cm
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) 18mm ナイロンランナー 120cm
ビレイグローブ:ペツル(PETZL) コーデックス M T(タン) K52
カメラ類
カメラ本体:Canon EOS 5DsR
標準ズームレンズ: EF24-70mm F2.8L II USM
ここからは実際に登った時のクライミング挑戦記をお伝えしますので、あなたがクライミングされる際の参考にして下さい!
y-hey
2018年10月8日 御在所クライミング挑戦記
御在所 裏道 登山口まで
今回のロッククライミングは「御在所クライミングスクール」の国際山岳ガイド、
御在所岳を拠点に活動されている国際山岳ガイド、増井様にガイドをお願いしました。
y-heyは登山ガイドを目指すに当たってロープ技術を習得する必要があると感じたため、
ロッククライミングの技術と同時にロープ技術も教えて頂こうと思いました。
y-hey
集合場所は御在所岳登山口に近い近鉄の駅、湯の山温泉駅。
相棒のコアラ君の車で駅に向かうも、話しながら運転していたら彼は高速道路で降りるICを間違え、
もれなく鈴鹿ICまで行ってしまい余裕を持って出発したにも関わらず四日市ICまで戻っていたら集合時間ギリギリになってしまいました(汗)
湯の山温泉駅から近くの鳥居道駐車場に移動。
ここはトイレもあるため、クライミング前にしっかりと絞り出しておきましょう。
朝8時前にも関わらず、駐車場はほぼ満車。
さらに奥までガイドさんの車で移動し、登山スタート!
御在所岳 裏道 登山口 〜 藤内小屋
裏道登山道から入山し、日向小屋を川の対面から眺めつつ藤内小屋を目指します。
この日は晴天で非常にロッククライミング日和の日。沢も澄みきっていて透明度が高いです。
ゆっくり歩いて約25分で藤内小屋に到着。ここで休憩です。
ここからは四日市市と伊勢湾を見下ろすことができます。
藤内壁 一の壁のルート図が貼られていました。
藤内小屋 〜 藤内壁出合 〜 藤内壁
藤内小屋から裏道を進むと川の分岐点があり、藤内壁出合と呼ばれる場所に来ます。そこから南西に行く道が藤内壁までの道です。
南西に進むとテスト岩が見えてきます。
ここを振り向くと南側に藤内壁へ向かうクライマー用ルートになります。(※一般登山道ではありません)
一見登れなさそうな箇所ですが、こんな感じで越えていきます。
すると藤内壁に到着!
藤内壁 一の壁 クライミング
クライミングスポットに到着してからは、いよいよクライミングのスタートです!
クライミングに必要な道具類は別記事で解説しています。
まずはガイドの増井さんがリードとして先行して進むため、y-heyはビレイヤー(確保者)役です。
あっという間に上の方へ行かれてしまいました。
次はy-heyが登る番です!
マ、マジで垂直だな・・・ この壁・・・
垂直ではありますが、簡単なルートでホールド(掴むところ)もしっかりしているので、特に難なく登れる感じです。
室内のボルダリングジムでクライミング時の体の使い方の基本を体験しておいたほうが良いとは思います。
y-hey
途中、少し難しい箇所もありましたが、ガイドの方のアドバイスでホールドを教えて頂きながら、なんとか登れました。
そしてロープワークを色々と教わり、クライミングのレベルが上がりました!
登山ガイドとしてのロープ技術も練習
ガイドの増井さんへ
実は、登山ガイドを目指しています!
y-hey
と伝えたところ、登山ガイドで必要なロープワークも教えてもらえました!
さすが国際山岳ガイドです。
具体的には、ムンターヒッチで顧客を安全に下降させる方法、ショートロープで顧客を確保しながら上り下りする方法、
テレインビレイ(立ち木、岩等を利用した確保)、ボディビレイ(腰がらみ、肩がらみ確保)等です。
この後、2018年10月に登山ガイド資格試験対応講習会を受けるため、
事前にこのような技術を知ることができて非常に役に立ちました。
最後にガイドの増井さん夫妻と写真を撮らせて頂きました。ありがとうございました!
帰りは御在所岳の近くにある温泉、アクアイグニスにてひとっ風呂浴びて帰りました。
夕暮れの光景が綺麗だった一枚。
まとめ
今回は東海地方でロッククライミングの有名なスポットといえば、三重県にある御在所岳で
御在所クライミングスクールの国際山岳ガイド、増井さんにガイドをお願いして行ったクライミング挑戦記をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか?
クライミングだけでなく、登山ガイドに必要なロープワークも教えて頂いて一石二鳥でした!
y-hey
もし御在所岳でクライミングをやってみたい方は
御在所クライミングスクールの国際山岳ガイド、増井さんにガイドをお願いしてみると良いと思います。
この記事を読んであなたのクライミングライフが豊かになれば幸いです。
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。
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みなさんとお会いできるのを楽しみにしています(^o^)